Tokyo Soundscape Archive について
ビジョン
「消えゆく東京の音を、毎年同じ場所・同じ時間で録り続ける」
時間の不可逆性そのものが作品の価値になる。1本1本は地味でも、10年分溜まったとき圧倒的な価値が出る。外国人にとっては「異世界の日常音」、日本人にとっては「失われていく音の記録」。
なぜ今始めるのか
「1988年に録った東京の音の多くは、もう存在しない。パチンコ屋の音すら当時と今では全く違う」
— Carl Stone(米国の音響アーティスト、1988年から東京で環境音を録音)
Carl Stone氏の証言が示すように、東京の音は急速に失われています。駅メロディは定期的に変更され、商店街の個人商店は廃業し、祭りの担ぎ手は高齢化しています。
2026年の仲見世通りの音は、2030年にはもう録れない。
だからこそ「今」始めて、毎年同じ場所・同じ条件で録り続ける必要があります。3年後に同じことを始めても「2026年の音」は手に入りません。
定点観測フォーマット
すべての録音は統一されたフォーマットで記録されます:
- 同一地点: GPSで固定された録音ポイント
- 同一時間帯: 毎年同じ時期・時間帯に録音
- 同一機材: 録音条件の統一
- 高精度メタデータ: GPS、気象条件、技術仕様をすべて記録
プロジェクトの価値
- 映像・ゲーム制作者向け: ロイヤリティフリーの高品質環境音素材
- 学術・研究向け: 都市音響学、社会学、文化人類学の資料
- アーカイブとしての価値: 年を追うごとに希少性が増す不可逆な記録
- 文化遺産: 消えゆく東京の音を次世代に残す